後回し癖と向き合ってる話

時間

ここ最近、後回しがひどい。

何をするにしてもどんどん後回しにしている。

やることがあり、やった方が良いし、やりたいのだけど、どうしても着手ができない。

やる気にならない。なれない。

習慣化や「すぐやる」みたいな本も読むけど、それで劇的に変わるほど甘くはない。

そんなことは理解し尽くしているんだけど、すべてにおいて「着手」ができない。

「でも、このままでは良くないし、何とかしたい」
と思える元気と体力がある。
だから向き合ってみようと決めた。

今現在も、この後回し癖と向き合っている。

同じような後回し癖のある人、悩んでいる人のヒントになればうれしい。

後回し癖について向き合い、立ち向かおうとする俺のありのままの思い。

後回し癖のある自分の1日【しんどい】

後回し癖のある自分の1日を分析する。

正直、なかなかキツイ日々を送っている。

物事が進まず、時間がだけが当然過ぎていく。

でもまずは、その1日の現象を分析することから始める。

こんな1日だったけど、今はかなり改善されようとしているって意味では成長の証でもある。

朝から「自分に期待できない」【無能感】

自分に期待ができないって相当堪える。

しかもそれが一日のスタートに来るもんだからかなりしんどい。

「どうせ今日も何もできないし、しないんだろうなー」って朝イチに思えてしまう。

それだけで楽しくない1日がスタートする。身体が重いわけだ。

冒頭にもあったように、「やることがあり、やった方が良いし、やりたい」ってことは山ほどある。

勉強や読書、ブログ執筆、トレーニング、掃除、航空券を取る、誰かへちょっとした連絡、とか。
その他意識の高そうな行動たちも含めて大量のタスクがある。

どれだけ前日に、「明日こそは…」と思ったところで、翌朝からは急に身体が動いてくるわけでもない。そんなに甘くない。

それがわかっているので、自分に期待できない。
無能感。
まさに地獄の始まり。

日中は地獄。「自ら進んで後回しにしている」【罪悪感と現実逃避】

昼は後回し癖の本体と向き合う感覚。

それは、「自らで進んで後回しにしている」感覚。

「後回しを選択している」といった方が良いだろうか。

誰もが、「じゃあ、やればいいじゃん」って思うはず。
自分でもそう思ってるし、今すぐにでも着手したいと強く思ってる。

それでもできない。

いつまでも後回しにし続けているタスクに後ろ髪を引かれまくる。
罪悪感。
その罪悪感がタスクごとに発揮されるので、どんどん身体が重くなっていく。

やらないくてもいいことや、不要な時間浪費で現実逃避をするしかない。

目の前で新しい発見やチャンスや、チャレンジが消えていく現実を目の当たりにしてるので、
目を背けるためにバーチャルな世界に逃げ込む。
現実逃避。

Youtubeに出てくる人は、意識も高いし、やることやってそうだし、なんだか豊かに過ごしてそう。
洗練された空間で、かっこよくキラキラな生活している。
見てる時間だけでも、そんな人になっている気になれる。
ゲームの世界に入れば、新しい冒険やチャレンジ、レベルアップなど、現実の自分では感じられないところにいられる。
しかもどちらも指を動かすだけ。

誘惑はいくらでもあるし、言い訳はいくらでもスマホが用意してくれる。(youtube,sns,ショッピング、調べもの、ポルノ…)
現代は、現実逃避する人になんて優しいのだろうか。

日中は地獄。でもスマホがオアシス。ずっとそこに逃げ込む。

夜は自問自答。「何もしなかった自分」への【落胆】

当然、その日中に身体が動くわけでもなく、「何もしない」まま1日が終わっていく。

夜に自問する
「今日1日、何をしたか。何を得たか」
自答する
「無です…」

「ほらね。また今日も何もしてない」

って自問自答することになる。自分自身をどんどんダメな人間へと下げていく。

結局、タスクは何一つ消化されずにそのまま残る。
きっと明日も何もできないだろう。
今日は負けだ…。

っていう残念な気持ちと、ため息で寝ることになる。
落胆。
充実さ、とはかけ離れた状態だと思う。

タスクは引き続き残り、明日もまた同じことを繰り返す。
仕事があれば、なおのこと「やらない理由」になる。

それをひたすら繰り返している。

改善したい【敵を知る】

こんな虚しい、悲しい1日を過ごしていたけれど、冒頭にあるように「改善したい」という思いがある。
後回し癖のある人の多くは、その意思があるんじゃないかな、と思う。
例に漏れず、俺もその一人。

大きなきっかけがあったわけではないが、経済的な不安から解消されたい、とか、豊かに暮らしたいって単に思っただけ。
きっかけは何でもいい。対して重要ではない。今が一番若い日なので。

改善するべく、まずは後回し癖の【敵を知る】ことが必要。

最大にして最強の敵はスマホ。
スマホ最強の道具であるのは間違いない。
なんでもできるが故に、暴走してハマると歯止めが効かなくなる。
しかも罪悪感もないし、その暴走は無自覚的なのが厄介。

使え、使われるな。
ってこと。
俺はとことん使われたから言える。

最大にして最強の敵はスマホ

後回し癖について向き合ったとき、常にそばにあったのはスマホだった。

後回し癖であると同時に、「スマホ依存」でもあると思う。

現在、スマホはありとあらゆる機能があり、できないことの方が少ないのでは…と思うほど。
映像、音楽、書籍、ニュース、ゲーム、連絡、買い物…。

とにかく後回し癖に関して、「最大の敵はスマホ」である。

全方位からスマホは後回しの言い訳を用意してくれる。
特に注意すべきを挙げる。

youtube・ニュース・ゲームだ。

youtube【特にshort動画は悪魔】

youtubeは人の時間をとてつもなく奪っていった。

もちろん、興味のありそうなことは大量に出てくるし、興味ないことも出てくるので、
「次こそは見たい動画くるだろう」みたいな気分にさせられる。
short動画なんて、スワイプして、気が付けば1時間なんてことはざら。

BGMとして聞き流そうとするのも危険。
そのBGMを探している中にも魅力的な動画がちらつく。
「ちょっと寄り道」なんかしたら終わり。
やるべきことに取り掛かるのは数時間後かもしれない。

有能なコンテンツや、勉強に使えるし、素晴らしいものもたくさんある。
玉石混交の世界で、「当たり」を引くまでの時間もかかっていしまう。

ニュース【ちょっとした調べものとコメント】

youtubeとかと一緒で、興味のありそうなニュースをどんどん流してくる。
次から次へと情報へとジャンプできる。
「ちょっとした調べもの」から気が付けば全く関係ないことへ発展している。

あと、ニュースに付随するのが「コメント」だ。
他の知らない人のコメントや専門家の「解説」などがあるので、なんとなく気になる。

そして一連の「調べもの」が終わったあと、何が知識として残ったかというと…
「何もない」
ってことが多発した。

レポートやコラムの一つでも書ければまだマシなのかもしれないけど…。

ゲーム【無料】

スマホゲームは無限大。
しかも無料ときたもんだから末恐ろしい。

ちなみに俺も、例に漏れずゲームをやりまくっていた。
課金もしないからしっかり広告も見るし、なんなら広告ゲームが少しプレーできるのもある。

その時間を含めると、1日に2時間と時間使っていた。

スマホゲームをやって何かを得たのか…
答えは「無」だ。

絶妙に中毒性があり、やりたくなる気持ちはめっちゃわかる。

やる気という【幻想】

作業興奮という言葉はご存じだろうか。

「人はやる気が出たからやる」
ではなく、
「やったからやる気が出る」
という順番らしい。

「やる気を出そう!」と思ってやることはかなり難しいみたい。

すなわち、後回し癖は「やる気」どうこうの問題ではない
と言える。

確かに、俺も基本的に「やる気」はある。
そして「やる気」があるからこそ、できない時に罪悪感を感じるんだと思う。

多くの本にも書いてあるが、「やる気」に頼ろうとすること自体間違い。
さらに言えば、「やる気」というものは目に見えない。
何なら仕事はやる気がないけど、しっかりやってる。

「やる気」に目を向け、一喜一憂したり、追い求めようとすること自体が、後回し癖における敵だと思う。

改善し始める【対策してること】

「己を知り、敵を知れば百戦危うからず」
と孫氏からもあるように、ここまで、分析してきた。

ここからは、「じゃあ実際にどんな対策するの?」ってところに入る。

大事なのは、対策とその行動。
やる気に頼らず、習慣化をしていきたい。
スマホも最小限で最大効果を出せるように使っていきたい。

これは現在、俺が取り組んでいること。
もっと素晴らしい方法や合理的なやり方、とかあるかもしれないが、現在の自分がやっていることなので、参考になればと思う。

スマホロック:入れたら勝ち

最強の手段
それは物理的に触れなくすること。

入れたらもう勝ちは決定している。
もうスマホは物理的に触れることができない。
よって、他のことをするしかない。
スマホ依存の人にはぴったりだと思う。

ただ、もちろん問題点もある。

それは、「スマホロックに入れる」ということを「後回しにしない」ってこと。

この葛藤はずっと続く。
大事なのは、ある程度、勢いで入れること。
スマホロックに入れたことで、本当に困ることは起きたことがない。きっとこの後もそうだと思う。
(もちろん、仕事中に入れるのは相手に迷惑が掛かるのでやめるべきだが…)

だから安心して入れていい。

ちなみに、時間設定は2時間にしている。
心配な人は1時間でもいい。試しに入れたらいいと思う。
スマホから解放され、時間を取り戻した感覚になれる。

スマホロックに入れる→やるべきことができる→ちょっとした成功体験
というか、スマホロックに入れた時点で成功している。

トリガー:ハードルの低い行動からスタート→作業興奮も利用

行動をするには、きっかけとなるアクション=トリガーが大事。

よくある例だが、ジムでの筋トレが続かないって時に大事なのは、
「着替える」ってことらしい。
最もハードルが低いアクションをトリガーにすること。

ジムでトレーニングする

ジムに移動

外に出る

着替える

寝巻を脱ぐ←これをやる!

つまり、寝巻を脱いだ瞬間にジムでのトレーニングまでが連動して実施されるっていうやり方。

「作業興奮」も利用する。
脱ぐ→着替えるというアクションのおかげで少しずつ「外に出るモード」になり、ジムに向かうにつれて「トレーニングモード」になり始めるってこと。

まず起きたら服を着替える。
もちろんジムウェア一択。

普段の行動に結びつける:ゼロイチで行動を起こすのは難しい

どれだけ後回し癖があったとしても、「本当に何もしない」ってことはないはず。

朝起きてから、トイレ行ったり、手を洗ったり、朝食食べたり…

何も考えずに自動的に行われているアクションが大量にある。

それらを利用して無理やり「結びつける」、これは「ついでにやる」って感覚。

コーヒーのためのお湯を沸かしている間に、皿を洗い、
出勤する妻と駅まで一緒に行って、そのままジムに向かう。

何もないところから、いきなり新しいアクションを習慣化していくことは本当に難しい。
何度それで挫折したことか…。

ちなみに習慣化していくと、そのアクション自体がトリガーになるし、そのアクションをしないと気持ち悪くて進めない、とか。

俺の場合は、デンタルフロスした後に歯磨きしないと気持ち悪すぎるし、夜に日記を書くと、身体がねるモードに移行する。

コンボを重ねる、繋げるっていうゲーム感覚でできると、気持ち的にもノリやすい。

共有と宣言:人でもAIでもいいから

宣言と共有も重要。

「最近は結構、後回し癖に悩んでるんだよね…」

と妻に打ち明けた時に、どれだけ心が軽くなったことか。
まだできていないなら絶対に打ち明けるべき。
もちろん、何か助けてもらうことが目的ではないので、聞き流してくれて良い。
大事なのは、「外に吐き出す」ってこと。

自分の中だけで貯めこむと、どんどん膨らむ。実体もないのに。

ちなみに、相手に言いづらいとか、相手がいない、とかであればAIでも全く問題ない。
むしろAIの方が、こっそり相談できるし、合理的な何かを提案してくれるかもしれない。

いきなり全部を打ち明ける必要もなく、小出しでも構わない。
よく言われることだが、「抱え込まない方が良い」のは自明。

そして「宣言」することも良い。

宣言は、共有に比べて、より前向きなアクションではある。
調子が出てきたら「宣言」したら良い。
特に日本人は、有言実行よりも陰での地道な努力的なところは美徳とされているので、
無理に言う必要もない。

宣言は注意して使う必要がある。
必要以上にその宣言自体が重荷になる可能性があるからだ。
そのバランスは取るべきではある。

後回し癖解消?!起きてる変化【実感】

後回し癖とは、今現在も絶賛向き合い中。

これまで、毎日のように、無能感を感じ、現実逃避をし、落胆していた。

少しずつの行動を重ねて試行錯誤していくうちに、ちょっとした成功や失敗を起こせている。
その中でいくつか実感したことがある。

マインドフルネス→今やっていることに集中できてる感じ【解放感】

やるべきことを一つずつこなしていくと、タスクからの解放感が味わえる。

ずっと、後ろ髪を引かれ、頭の中にタスクがチラつきまくって、全然集中できない日々。

そこが少しづつ晴れていく感覚が味わえている。

いま自分には追われているものがなく、今やっていることに集中できている。

いわば、「マインドフルネス」な状態かもしれない。

頭もすっきりするし、肩の荷も下りた感じ。

他の誰と比較するでもない、自分がちょっと満たされている感じ。

達成感と有能感が報酬【次に繋がる】

まずは、一つ一つに達成感が生まれる。

「やったー終わったー!」
「やり切ったー!」
っていう簡単なものだが、気分的にはかなり心地よい。

また、やるべきことをやった今日の自分に有能感が芽生える。

スマホやゲームなどで得られる一時的な興奮と快楽は短期的な報酬だと思う。
その瞬間は、受け取れるけど、後には残らない。次に繋がらない。

それと比べて、有能感というのは、中長期的な報酬だと思う。
次のまた何かアクションする際にも大きく影響するし、何かを始めたくなる。
報酬がその場で終わらずに、その後も残り、繋がる。

自信ってやつだと思う。

まとめ:後回し癖と向き合う経験→自分の人生と向き合うってこと

「後回し癖と向き合う」、
ということは
「時間の使い方と向き合うこと」
それはつまり、

「自分の人生と向き合う」
ということだと思う。

よんまる(アラフォー)になって改めて人生と向き合うことができている。
本で読むのとは違い、実体験として向き合っている気がする。

自分のアクションを分析し、その問題点・改善点を見極め、新たな施策を講じる。

豊な人生になっていくのは、こういった過程にあるのかもしれない。

誰かの参考になれば。

以上。

追記:この記事はスマホロック中に書いた

およそ3日くらいかけてこの記事を書いた。
その過程でもスマホロックは大活躍してくれた。

夜の数時間や午後の予定までの数時間…。

ついちょっと前の自分だったらスマホいじって終わっていた。

でもその時間に、勢いでスマホロックに入れた。

おかげでブログ執筆できた。うれしい。

そして、段々とスマホロックに入れること自体が、ブログ執筆へのトリガーになるのかもしれない。

こういったことを積み重ねていくことがいいと思う。

以上。

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