断捨離は苦手だけど、なぜか荷物が少ないときの方が、頭がすっきりする。
そんな感覚に心当たりはありませんか?
実は先日、ちょっとしたトラブルをきっかけに、その理由に自分なりの答えが見えてきました。
- 持ち物を最小限にすると、なぜ「迷い」が減るのか、その仕組み
- 家を丸ごと片付けなくても、日常に取り入れられる小さな実践
- 断捨離が苦手な人でも、今日から取り入れられる具体的なやり方
きっかけ:荷物を減らさざるを得なかった数日間
先日、自宅の冷房が壊れてしまい、修理までの間、急遽ビジネスホテルで4泊5日を過ごすことになりました。
持っていったのは、
- 着替え
- スマホ
- PC
- iPad
- 本
使えるモノ自体がほとんどない上に、掃除・洗濯・料理といった家事もなく、「すべきこと」の選択肢も限られていました。
不便を覚悟していたのですが、実際は逆でした。作業も読書も、いつもよりずっと迷いなく進みました。荷物が「いつも以上に」絞られたことで、生活そのものがコンパクトになっていたのだと思います。
なぜ、持ち物を絞ると迷いが減るのか
理由はシンプルです。
持っているモノの数だけ、「選ぶ」という行為が発生しているからです。
家には、趣味の道具、着ない服、なんとなく置いてあるガジェットなど、いろいろなモノがあります。
それぞれが「今日は使うか、使わないか」「これはどこにしまうか」といった、小さな判断の種になっていて、一つひとつは些細でも、積み重なると地味に選ぶエネルギーを消費します。
一方、モノが少ない環境では、選べる選択肢自体が少ないので、「今、何をすべきか」で迷う時間がありません。
モノの量そのものより、目の前で選べる選択肢の数が、生活の身軽さを左右しているということです。
今日からできる、持ち物を絞る4つのやり方
断捨離のように「モノと決別する」必要はありません。
場面を区切って、一時的に持ち物を絞るだけで、同じ効果を再現できます。
机に出すモノを3つまでに決める(今すぐできる)
今使うものだけを机の上に置き、それ以外は視界から外します。
付箋、充電ケーブル、飲みかけのマグカップなど、なんとなく置きっぱなしになっているものを一旦どかすだけでも、机の見え方はかなり変わります。
実際にやってみると、座ってから作業に入るまでの時間が短くなった感覚がありました。
最初は「あれもついでに置いておきたい」と手が伸びがちなので、最初にルールを決めて、置いていいものを3つと決め打ちしてしまうのがコツです。
視界に入るだけでなんとなく気が散ることがありましたが、気が散る要因やきっかけをなくすことが効果的だったと思います。
今使わないものを一時的に移動させる(今すぐできる)
捨てるのではなく、押し入れやクローゼットの奥にしまうだけでも十分です。
読み終えた本、季節外の服、使っていないガジェットなど、「いつか使うかもしれない」ものを、視界に入らない場所へ一旦移すイメージです。
部屋にいるだけで気持ちが軽くなる感覚があり、片付けというより避難させるくらいの気持ちで取り組むとハードルが下がります。
ただし「一時的」のつもりが、そのまま存在を忘れてしまうこともあります。
そのまま忘れてしまうようなものは、もしかしたら「そもそも必要のないもの」かもしれません。
カバンの中身を用途別に絞る(習慣にしやすい)
何にでも対応できる万能カバンではなく、「今日は作業用」「今日は読書用」など、用途ごとに中身を絞ったカバンに切り替えます。
作業用ならPC・充電器・イヤホンだけ、読書用なら本かKindle、iPadだけ、というように中身を絞ることによって、出先での作業に取り掛かるのがよりスムーズになります。
せっかく、カフェや図書館などで勉強や作業、読書などしようと思っていても、「探す手間」であったり、「他のことに手を伸ばす」といった障害がなく、進めることができます。
1泊だけ荷物を最小限にして出かける(お金はかかるが、おすすめ!)
近場のホテルやカプセルホテルでも構いません。
「荷物を選ぶ余地がない」状態を、意図的に短時間だけ作ってみます。
普段の外泊なら、念のためあれもこれもとつい荷物を増やしがちですが、あえて着替え・スマホ・PC・iPad・本1冊くらいまで削ってみると、最初の数時間は落ち着かない感覚があるかもしれません。
ただ、それもすぐに慣れて、むしろ選ぶ手間がないことの快適さの方が勝ってきます。
何を削るか迷ったら、「仕事道具」と「最低限の着替え」だけは残す、というように、自分なりの譲れないラインを一つ決めておくと取り組みやすいです。
設備の整ったホテルや、お手頃価格なビジホもあります。
行ってみたいところを探してみるのも楽しいと思います。
まとめ:シンプリストやミニマリストにならなくても、絞ることはできる
断捨離を思い切って敢行したり、無理してやる必要は全くないと思います。
一時的に持ち物を絞ってみる。それだけで、選ぶ・迷うという日々の負担は着実に減らせます。
モノを手放せない自分とどう付き合っていくかについては、以前【モノは少なく、心は豊かに:ミニマリズムの実践】という記事でも書いているので、よければあわせて読んでみてください。


