仕事を辞めて大学院へ。貯金1年半分でも焦る、収入ゼロのリアル

階段状の座席が並ぶ大学の大講義室で、学生たちがスクリーンを使った講義を受けている様子

仕事を辞めて、大学院で勉強したい。
でも、収入がなくなって、本当に生活していけるだろうか…。

そう迷っている人は、きっと貯金の額を何度も計算していると思います。

私もそうでした。生活費の1年半分を用意し、あと何ヶ月もつかも把握したうえで、35歳で大学院に進学しました。

それでも半年経った今、毎月減っていく残高を見るたびに、焦り始めている…というのが現状です。

計算していることと、平気でいられることは別だな、と感じています

この記事では、仕事を辞めて大学院に進学して半年が経った今、後悔しているのか、何が想定外だったのか、そして進学前に何をしておけばよかったのかを、正直に書きます。

進学前の迷いや不安は、こちらに書いています。

あわせて読みたい
アラフォーで仕事を辞めて大学院へ。30代後半で「さらなる学び」を選んだ理由 35歳、大学院生になる。 これまで個人事業主として活動してきたが、今回その仕事を一旦辞め、大学院へ進学することを決めた。会社に所属し働きながら夜間で通うのとは違...
目次

結論:後悔はしていない。でも、お金の焦りは想像以上だった

先に結論を書きます。

大学院に進学したことは、全く後悔していません。

むしろ、最高の選択肢だと思いましたし、多くの人に勧めたい選択です!

学びは深く、日々の活動も自分が望んでいたものです。「収入の問題さえなければ、天国のような状態」と言えるくらい、毎日が充実しています。

ただ、お金の焦りだけは想像以上でした。

これから仕事を辞めて大学院に行こうとしている人に、一番伝えたいのはこの点です。

準備はしていた

お金について、何も考えずに進学したわけではありません。

  • 生活費の1年半分ほどの貯金を用意していた
  • それとは別に、投資信託で資産を積み立ててきていた
  • 貯金があと何ヶ月もつかを、把握していた

さらに、進学後も大学院生活と並行して収入を得られる見込みがありました。

将来のお金について、大きな心配はしていませんでした。

それでも焦る理由

大学院進学にあたり、それなりに準備万端!という感じでスタートしました。
いま思えば、若干の認識の甘さもあったと思いますが…。
自分ではどうしてもコントロールできない部分ができてきました。
これが焦り始めた理由になります。

見込んでいた収入がなくなった

進学してから、当てにしていた収入の見込みがなくなりました。

自分自身としてはかなり想定外で、ショックも大きく、家計におけるインパクトもありました。

現在の収入は、ほぼゼロです。
妻の扶養に入ることになりましたし、今年度の確定申告では赤字になってしまう見込みです。

それでも最初は「まだ大丈夫かな」と思っていました。貯金は用意していましたし、数字の上ではまだ余裕があったからです。

残高が減るのを「見る」のは、数字以上に堪える

計算上は、今の生活をあと1年ほどは維持できます。
正直、直近で問題がある、というわけではありません。

頭では分かっているのに、毎月の残高を確認するたびに、気持ちが少しずつ削られていきます。収入があるときには意識しなかった「減るだけの状態」が、こんなにも落ち着かないものだとは思っていませんでした。

収入が途切れる状況にいる人なら、きっと分かる感覚だと思います。

挑戦や体験のたびに、一気に減る感覚がある

特に堪えるのが、新しいことに挑戦したり、何かを体験したりするときです。

大学院に来た目的のひとつは、学びや経験に時間を使うことです。
それは同時に、当然お金も減ります。
自分自身に時間とお金を投資、していくということになります。

それなのに、出費のたびに「一気にお金が減っていく」感覚がどうしても拭えません。

せっかく時間を得たのに、お金の面で二の足を踏んでしまうのは、本末転倒です。
「貧すれば鈍する」と言いますが、この感覚になる気持ちが痛いほどわかります。

自分と家庭をリスクにさらすことに、怖さを感じるようになってしまい、「攻めの姿勢」から「守りの姿勢」に入りたくなってしまいます。

もともと支出が多い方ではありません。「安いから買う」ではなく「必要だから買う」を基準にしてきました。

あわせて読みたい
「安いから買う」で良い?Amazonプライムデーでのマインドセット 導入:気づけばアプリを開いていた Amazonプライムデーが始まって、正直テンションが上がりました。 実際に使っている家電やガジェットがいくつも対象になっていて、Xで...

それでも焦りは出てきます。支出を抑えることと、安心できることは別の話なのだと実感しています。

仕事を辞めて大学院に行く前に、やっておくべきこと

半年間の体験から、進学前にやっておくべきだと感じたことをまとめます。

1. 見込みの収入は、なくなる前提で計画する

私の場合、進学後に得られる予定だった収入は、進学してから想定外になくなりました。

正直なところ、事前に予測するのは難しかったと思います。
ただ、今振り返ると、「入る予定」の収入は、事情ひとつでなくなることがある。見込みの収入があるときこそ、それがなくなった場合でも生活できるかを、一度計算しておくべきでした。

そもそも見込みではなく、確定した収入にしてから計画に組み込むことが大事です(すごく当たり前ですが…)

2. 学びや体験の予算は、大きめに見積もっておく

収入がある見込みだったので、学びや体験にかかるお金を、生活費とは別にしっかり見積もることはしていませんでした。

大学院では、授業や研究以外にも、挑戦したいこと・経験したいことが次々に出てきます。
新しく出会う方々や、新しい場など、多くの機会が訪れます。
その際に、迷わずに「行きます!」と言えるような状態でいたい…。
その出費に対し、二の足を踏んで飛び込めない…というのは、本来の目的からすると本末転倒です。

生活費とは別に、学びや体験のための予算を大きめに確保しておくと、気持ちの余裕が変わるはずです。

3. 入学前から、小さくても収入源を作っておく

収入ゼロの状態は、金額以上に気持ちに影響します。

進学してからゼロから収入源を作るのは、授業や研究と並行するぶん、時間的にも精神的にも負担が大きいです。

入学前の段階から、小さくてもいいので自分で動かせる収入源を作っておくことをおすすめします。

特に、仕事を辞めて大学院に進学する人は、これまでの仕事で身につけた経験やスキルがあるはずです。それを活かして収入を得られる形を作っておくことが、何よりの安心材料になります。

大学院にもよりますが、M1(修士課程1年目)は思ったより授業があります。
空いた時間に合わせて動ける形にしておくと安心です。

今やっていること

今は、授業のない午前中や、活動のない日を使って、これまでの経験を活かした小さな仕事を自分で始めています。

まだ始めたばかりで、正直大きな収入にはなっていません。
ただ、何もしないまま残高が減るのを待つよりは、動いている方がずっといいと感じています。

大学院生としての勉強と研究、それに収入をプラスする。
社会人があえて大学院に進学する醍醐味かもしれません。
そこで得た知見や、経験は、そのあとも活きると思います。

限られた時間で研究を進めるための環境は、こちらにまとめています。

あわせて読みたい
35歳から大学院生になった社会人が、実際に使っている学習環境まとめ 大学院に入学するとき、「どのような生活リズムになっていくのだろうか…」と自分の生活について想像がしづらい状況でした。 しかし一方で、前知識として、資料のPDFデー...

まとめ

仕事を辞めて大学院に進学して半年。

学びも、日々の活動も、自分が望んでいた形に近づいています。
正直、毎日最高な日々を過ごしています。毎日の学びが楽しくて仕方ありません。

ただ、足りないのは、収入だけです。

準備はしていたつもりでした。それでも、見込みがなくなり、残高が減っていくのを見るのは、想像以上にキツいものでした。

逆に言えば、収入の問題さえ解決できれば、今の生活は自分にとって理想に近い。後期は、この一点に向き合っていきます。

あわせて読みたい
アラフォーで仕事を辞めて大学院へ。30代後半で「さらなる学び」を選んだ理由 35歳、大学院生になる。 これまで個人事業主として活動してきたが、今回その仕事を一旦辞め、大学院へ進学することを決めた。会社に所属し働きながら夜間で通うのとは違...
階段状の座席が並ぶ大学の大講義室で、学生たちがスクリーンを使った講義を受けている様子

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次